その後、の記事
田村です。
先日 Twitter 上で Aroma Diona の Dマネさんが、マッサージリキッドについて有用な情報をアップしてくれました。
それをみて、少しおさらいしておきたいと思ってこの文章を書いたのですが、当初は以前書いたものを転載して軽く書こうと思っていたのですが、Dマネに敬意を評してきちんと書き直すことにします。
とは言え、これは皆さんに対しての啓蒙とかそんなものではなく単なる基礎的なオイルに関する事柄のおさらいです。
2020-02-16 19:35:46、2020/10/27 追補。
今日は、マッサージオイルについて少し考えてみたいと思います。マッサージオイルには色々なものがあります。キャリアオイルと言われる方のものですね。
正直に言いますと世間では、これがいいとか悪いとか言われていますが僕自身はというとよくわかりません。現時点で用意しているものは、ノイルと水溶性のオイル(ウォーターソルブル)です。ノイルも水溶性ではありますが。その成分的にいわゆるオイルではなくオイルのように調整された別なものでできているという認識です。
最近ノイルは肌荒れする方とかも居るということで各方面に書いている方もおりますが、現時点で僕には何も悪影響はないようです。いろんなものがありますから、合う合わないというようなことはまあ、あることだと思います。ノイルでないと荒れるという方もおるわけですから一概には言えないものかと思います。
そのほかにはオイルではあるが水溶性のもの、もあります。ノイルの場合は成分的に水溶性であるわけでお湯で流すだけでそのほとんどが綺麗に流れてしまいます。
いわゆる水溶性オイルの場合、基本的にはオイルだけど水溶性になるような加工がされたもの、という認識でいます。これの場合お湯で流してもある程度は流れるが、結構肌に残る傾向だと思います。
もちろん残らない方が良いという言い方もできますが、少しぐらい残ったとしてもベタベタせずに軽い感じで残るなら、保湿にもなるし決して悪いものではないと僕は考えるのですがいかがでしょうか?。
僕はメンズエステに行きはじめたときに、この少しだけ残るオイルの感触が結構好きでした。
あとはそのオイルの性状による違いもあると思います。ノイルは結構粘度が高く少し粘るような感じがあります。そのために扱うときに焦りさえしなければ結構扱いやすく、こぼすようなこともあんまりないと思います。粘度が高いために圧を高めに掛けてトリートメントしても大丈夫で比較的ゆっくりとしたストロークに合うような気がしました。
比べて水溶性オイルの方はサラサラした性状で、こぼしやすいというか伝いやすく、ほんの少しのこぼれでも広がりやすいために案外扱いにくいという気がしました。こぼれたところが滑りやすくなってしまうのも困ったものです。そのサラサラした感じからも比較的少ない圧で広範囲をストロークしていくのに向いていると感じました。
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いわゆるオイル系のもの、はミネラルオイルを主成分として、各種添加物を適宜加えたもの。と言うことができるのじゃないでしょうか?。ミネラルオイルとは石油製品を各種蒸留する過程で作られるもので、特におかしいものではなく、基本的には人体に吸収されないために悪影響も少ない。と言うものだと思います。同様のものにワセリンなどがあるかと。
水溶性のオイルは上記のベースオイルを水溶性になるように加工したものですが、完全に水溶性という事はなく、多少肌に残ります。
ノイルはグリセリンを主成分としていて、元々が水溶性であるために水で簡単に流せて後に残らないために好評を博したのだと思います。ですが、グリセリンが吸湿性が高いために乾燥期には肌を痛めることがあったり、逆に高湿度の時期には吸湿するためにベタベタした感じがしたりします。最近は改良されてそれらの欠点を修正したものも各種出ているようです。
また、特に昼間に来られるお客様に要望する方が多い。という感じがします。
ナチュラルオイルに関しては、もう各種様々なものがあり、もちろんとてもいいものも中にはあるのでしょうが、お値段、化学的安定性、などいろいろと難しいこともあるかと思います。特にタオルに残った場合など、酸化した時の匂いとか、乾燥機使用時の火災の心配など考えると気軽に使えるものか少し心配です。
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メンズエステのことを調べ始めたときに、オイルのことが不思議でいろいろ調べたのですが、メーカーとかの成分表などはともかく、個人のレベルできちんとオイルのことを把握している方は案外少ない。という印象でした。
中には神話レベルの話をされる方もいて、肌に触れるものですから心配するのは分かりますが、ある程度冷静に判断してその性状を理解することが大事かと思います。
そういう意味では上にあげた Dマネさんのレポートは具体的なオイルの銘柄まであげた非常に貴重なものだと思います。そこまで書くには相当大変だろうとお察しいたします。
ある意味、みなさんがオイルのことに関していろいろと述べるのは大変いいことだと思います。そうすればメーカーなどもより良い製品を作ることにもなるわけですから。
ツッコミ反論歓迎いたします。
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